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2010年11月24日水曜日

働く喜び


昨日と今日、青年クラスの生徒3人と一緒に箱にペンキをぬっています

どの教室も雑然と物が散らかっている状況なので
子供が自ら教材や工作道具を整理整頓できるようにと思い
先週末、全校生徒の保護者に呼びかけ集まった箱たちです

一人は脳性麻痺のため車いすでの生活(写真には写っていません)
右の彼は私のふたつ年上です
障がいの程度を「重い/軽い」と表現した時に
この3人はクラスの中でも「重い」方になり
他のクラスメイトが作業をしている中 椅子にただただ座っている毎日でした
その光景を見た時
学校は生活にはりと潤いを与える場でないと
彼らの目が輝く場を作ってあげたい と思いました

実際に担任の先生も彼ら3人の指導に頭を悩ませいていたと思います
(・・・どうでもいいと思ってないことを願います)
3人は障がいや経験の少なさからくる手先の不器用さもあり
確かにできる作業が限られてはいるものの
それでも必ずできることがあるんです
そして繰り返すことで学習するんですね
二日目の今日は私の指示がなくても自発的に作業を進めたり
塗り方が上達したり
働く喜びを感じているような目をしていました

毎日母親に迎えに来てもらっている車いすの彼女は
お母さんの顔を見るなり「今日も色塗りをしたんだよ」って
ジェスチャーを交えてうれしそうに伝えていました

昨日今日の生徒たちの変化を担任と校長に伝えたところ
「それは素晴らしい」とは言ってくれたものの
だから何が大事なのかって部分までは伝わってないんだろうなぁ
意識を根付かせるって本当に難しいことなんだなぁって
ましてや言葉でうまく伝えられない相手にね・・・

日本では勤労感謝の日だった今日
生徒の表情を通して働くことの喜びを感じる日となりました

1 件のコメント:

もっちん さんのコメント...

momoさん、お疲れ様☆
あなたの勤労に同じ一教員として、感謝します。子どものためにありがとう!