Powered By Blogger

2010年11月18日木曜日

私の目標

今週は先週に引き続きTalleres(青年)クラスに入っています
私と同時に今年の9月からここで働き始めた 新しい二人の先生が担任をしています
私この二人の先生とは馬が合うというか 一緒に働きたいなぁって思うんです
二人は40歳前後の母親ですが 生徒のためにと前向きなやる気を感じます

先日授業プランを一緒に考えようと 一方の先生のお家に3人で集まりました
そこで彼女の妹さんに会い 家族の話を少し聞きました

実は妹さんは知的に障がいがあって
就学期には私の配属先に通っていたそうです
でも、現在もいるM先生にしばしば体罰を受けていたようで
それが原因で学校に通うことをやめたとか

そしてもう一方の先生も多動性症候群と学習障がいを併せ持つお子さんがいます
今は一般の学校に通っているそうですが
やっぱり授業についていけない
学坦は無理解からその子を叱るばかり
この先どこに進めばいいのか・・・と
いつも元気で明るい先生がうつむき加減に話していました

この二人の先生方には障がいを抱える家族がいる・・・
そぉかぁ そぉだったのかぁ 
普段二人が見せる子供たちに対する一生懸命さには
そんな背景があったのかぁ と


それぞれ教師になったきっかけは違っても
生徒やその家族の人生に少なからず影響を与えることを考えれば
教師は責任ある仕事であること
そのことを肝に銘じて子供や家族と真摯に向き合うことが大切だといつも思っています

力量や経験値は人それぞれ違います
でもどんなに経験や力が足りなくても誠意だけは持てるんです
先生になりたての頃 子供や家族の力になれない自分が悔しくて
せめて「誠意だけは誰にも負けません」っていえる自分でいよって
よく思ってました
その思いは今も変わりません


目に見えない心のあり方を伝えることって同じ日本人同士でもすごく難しくて
さらに相手にもそれを求めるとなると・・・
できることから、変えられる部分からって思いつつも
根っこってとっても大切で

日本とは異なる土に根ざした根っこ
この土地に合った肥料がどういうものか
どのタイミングでどんな方法で蒔くといいのかと探る毎日です

きっと世界中の隊員が似たような状況にいるんだろうなぁ


生徒たちには
卒業後もたくましく社会で生活してほしい
引け目を感じる必要なんて全くない 
家族や周囲の仲間に支えられながら
自分を信じて自分を大切にして
人生を自分らしく送ってほしい
そう願っています

そして彼らの見本になりたい
それが今の私の目標です
生徒たちと作った日付カード
日付の確認を毎朝の日課にしました
発表者、ポケットに手を突っ込んでいますが生徒です
この時期エクアドルは早くもクリスマスモードです
クリスマスの飾りを制作しています
はい、みんな生徒です

1 件のコメント:

もっちん さんのコメント...

momoさん、お疲れ様です。
momoさんの心の様子を知れて、
パワーを感じました。嬉しかった!
そのお二人を引き寄せたのも
momoさんのそのパワーがあるからだね。
彼女たちが今後も勇気を持って働けるよう、
南米から祈っています。

追伸:パワーポイントはまだ…
パソコン持っていくと、インストールできる店員さんいつもいないんだよね…また明日持っていきま~す!