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2011年2月2日水曜日

人生のスタート地点

この町を一人歩いている時
道で人とすれ違う瞬間

私はなぜこの国ではなく日本に生まれたんだろうって

そんなことをふと考える時があります

その問いに答えがないことは分かっているし
それが良かったとも悪かったとも思わない


ただ、私は日本の北海道の河井家に日本人として生まれて
何にも代え難い大好きな家族や仲間、そして出会いに恵まれ
お金持ちではないけど食べ物に困る生活は味わったこともなく
これまで幸せな32年間を送ってこれたことは確かで
不幸だなぁって思ったことなんて一度たりともありませんでした


約200もある国の中の
小さな日本という国に生まれたこと

人種と出生地・・・
人生のスタート地点だけは誰にも選べない
それは自分の意思ではどうにもできない「運命」なのでしょうか



もう3か月以上も前の話になりますが
先輩隊員から任地の実情を聞く機会がありました
その村はとても小さい村で お金を稼ぐ場所がないそうです
そこで子どもを抱える親たちは村を離れ 出稼ぎに出るのです
取り残された子どもたちは兄弟だけでの生活を送る
中には何カ月も帰らない親も・・・
食料も水も電気も温かさもない生活を 子どもだけで送るのです
想像すると涙が出ます
そこに幸せを見出せますか

そんな子どもたちはどうすると思いますか

自殺するそうです

その話を聞いた時ショックでした
それをその子の「運命」と片づけられますか


世界中には
自分の力ではどうすることもできない境遇の中で
幸せとは言い難い生活を送っている人たちが少なからずいるのです




「平等」と「不平等」

その定義は難しいけど
人生のスタートだけは平等であってほしい
せめて心の中だけは平等であってほしい

みな同じ人間なんだから・・・

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