筋肉痛の痛みを全身に感じながら目覚めた日曜
さすが海の町マンタ
サバやイワシ、マグロ、貝類など日本でも見ることができるものもあれば
コブがあったり妙に薄っぺらだったり よくわからない魚介類もたくさんあり
こんな時はお父さんを連れて来て
存分に講釈を聞かせてほしいものだと思いました
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手前はキンキのようにも見えます
奥のはホッケのようにも見えました
どうでしょうお父さん |
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カツオにも見えますがマグロでした
これを1キロ買ってみんなで食べました |
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お父さんこれは何ですか?
顔はカットされていて見れませんでした
体調は人より少し大きいくらいかなぁ
水色の毛みたいなうろこでした |
ゆっくり朝市を見学したあと
近くに牡蠣のおいしい食堂があるということで
みんなで念願の牡蠣を食べに行きました
私たちが頼んだのは生ガキのレモン和え4皿と生ガキのセビッチェ5皿
一皿に4個の牡蠣が入っているというから
単純に計算しても合計36個の牡蠣ですよ
店にはお兄さんが一人
私たちの注文を受けた後 36個分の牡蠣を額に汗しながら開いてくれました
ここの牡蠣はものすっごく大きくて驚きました
日本の牡蠣は一般的に細長い形ですが
ここのはまん丸っこくて丁度手のひらくらいの大きさでした
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手のひらサイズの大きな牡蠣でした
まな板周辺に散らばっているのは別の貝です
一見赤貝のようにも見えます |
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手前が生牡蠣のレモン汁和え
右奥が生牡蠣のセビッチェ(レモンスープ見たいな感じ)
左奥が市場で買ったマグロ(魚屋の娘ということで私が刺身にしました) |
こうして海の幸を思い残すことなく堪能したシエラ(アンデス)の私たちでした
その後パナマ帽発祥の地としても知られているモンテクリスティーという町へ足をのばし
天皇陛下が持っている帽子を作ったという老舗を訪れました
これまでクエンカをはじめ いくつかの場所でパナマ帽を見てきましたが
ここのは手触りがまるで違い 草でできているとは思えないほどしなやかさでした
聞くところによると自然の材料を使うので 出来上がりが湿度や気温に左右されるとか
だからここの親父さんは条件の整う夜明けの2時間だけ作業をするそうです
職人ならではのこだわりです
私たちが着いた時も店は締まっており
道を聞いた近所のおじさんがお店の人に電話してくれ
待つこと5分 お店のおばさん登場
安いものでも60ドル(約5000円)
一番高いものだと800ドル(約65000円)の帽子もありました
私たちは一通りの帽子でファッションショーをした後
それぞれ気に入った高級パナマ帽を購入したのでした
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一見無愛想なおばちゃんですが
今日だけでも相当な売り上げですもん
上機嫌でたくさんのおまけを付けてくれました |
ここの帽子はくるくる丸めて箱に入れることができるほどしなやかで
二本のリボンと一緒に木箱に入れて持たせてくれました
ちなみに私の帽子についているのは 馬の尻尾の毛を編んで作ったリボンです
こうしてマンタ滞在は満腹満足
昼過ぎそれぞれの帰路へとついたのでした
ここからキトまでは長距離バスの旅
前回のタイヤパンク事件も記憶に新しかったので
何もないことを祈りながら乗車していると・・・・
5時間ほど経った頃 スカッスカッ ス~
とエンジン音が力なく弱まっていくのがわかりました
間もなくバスは緊急停車し
ここの人たち得意の「5分休憩」←これ絶対5分じゃ済まないんですよね
すぐさま添乗していた機械整備士風の男性が車体の下にもぐって修理作業開始
これじゃぁ深夜の到着になりかねないと JICAの調整員に電話連絡すると
近くの町でホテルを見つけて泊まりなさいとの指示が出されました
結局作業は30分もしないうちに完了し バスは再び調子を戻したのですが
安全を期して その後サントドミンゴという町で途中下車し予定外の一泊となったのでした
色んなことがあったこの週末
そろそろ話題を締めくくりましょう
翌日の月曜日 せっかくサントドミンゴに来たのだからと
赤いお皿のような髪で知られるサチラスという部族の集落に行きました
その日は平日で子供は学校 男性は遠い街に働きに。。
部族のシンボルである赤い髪の男性に出会うことはできませんでしたが
そこでの暮らしの様子や伝統について説明を聞くことができました
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女性はカラフルな巻きスカートがシンボルです
後藤さんノートを片手にしっかり説明を聞いています |
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こんな風にスカートを織ります
でも、この幅はマフラーですね |
なんだかんだと盛りだくさんの4日間
落ち込んでいた気持ちもみなさんのおかげで和らぎ
また頑張る気力がわいてきました
が、ホッとする間もなく
今週末から障がい者全国オリンピック大会がキトで行われ
私も本校の児童生徒の引率者として参加してきます
ということで
金曜からまたしても遠征で~す
戻ってくるのは一週間後の木曜日
しばしのお別れ Chao!