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2011年5月30日月曜日

捨てちまった先入観

先入観を捨てること
それは時として未知の世界へ飛び込む勇気となる・・・



私は今日
芋虫への先入観を捨てることに見事成功し
新たな出会いと発見をしました

これが噂の芋虫「チョンタクロ」↓

生きている時はぐわんぐわん伸び縮みしています
とっても元気でした

炭焼きプレートの溝にぴったり
お肉たちと一緒に焼かれます
もう死んでいるかと思いきや
さすが熱帯育ち!?
熱にも強いチョンタ君でした
10分ほど焼いて出されたチョンタ君
まだ皿の上でどくんどくん動いていたので
2度焼きをお願いしました
生命力の強さに驚きです
サイズは太った親指ほど
1匹1ドルの高級品です
それほど抵抗なく、お尻の方から3口で食べちゃいました
味は意外にも初めての感じはしなくて
エビの頭を焼いたような香ばしい味がしました


先入観は色々な可能性を狭めています
「そんな先入観、捨てちまえ!」
芋虫に人生の可能性を気付かされた今日でした

2011年5月25日水曜日

後任

私の活動期間も1年を切り
2代目となる後任ボランティアをどうするか
そんな話をする時期になりました
昨日はその話し合いをしに担当調整員が配属先に来ました


私を要請した校長先生の次の希望も
実際に子ども達の授業に携わる先生方の希望も
事前に聞いていました
それとは別に私の考えもありました

配属先の現状
長期的な展望
子どもにとって必要なこと
先生方にとって必要なこと
自分なりに色々な方面から考えてみました

それで出した結論は
主に先生方の声を拾い
「特別支援教育における音楽指導」という職種で
後任要請するということ

ただ一つ条件を付けて

それは「ボランティアに授業を担当してもらう」という考え方ではなく
あくまでも「ボランティアから授業方法や技術を学ぶ」という姿勢で
ボランティアを受け入れてほしいということ
そう条件を付けたのは、先生方の魂胆が丸見えで
授業をボランティアに預ける状況が大いに予想されるからなわけで・・・

エクアドルの中規模、大規模校では音楽専科と体育専科の先生がいることが普通で
そういった専科の先生が本校にはいないということを理由に
音楽の授業は無に等しく
体育もただサッカーをさせて終わり という状況です

しかし少なくとも私が学んだ小学校も
勤務した養護学校も小学校も
音楽・体育の専科の先生は存在せず
担任が教えることが普通でした

ましてや配属先の養護学校では高い技術を教えることが要求されているわけではなく
音楽でいえば情操教育
体育でいえば健康・体力維持が大きな目標になるのです
アイデアと少しの知識があれば
いくらでも担任が補える領域だと私は考えています
先生方はこれまで音楽指導を学ぶ機会がなかったとしたら
この機会に大いに子どもたちのために学んでいただきたいと


私が果たすべき役割は
学校全体の底上げだと思っています
なによりも先生方のモチベーションをあげることが課題なのですが
今の段階では私が目指す10分の1も達成していません
残り10か月(長期休みを除けば実質8カ月)
後任ボランティアが要請内容に全力を注げるような学校に
少しでも近付けたい・・・

もう来年かぁ
次来る隊員の話が現実になったことで
本当に頑張らなきゃって思いました

2011年5月23日月曜日

休日に想う

納豆そば
なごやか亭のお寿司
ホームベーカリーで作ったパンとブレーメンサラダ
サバの味噌煮
さんまの塩焼き
甘納豆の赤飯
豆大福
お雑煮
カボチャの煮つけ
山形のだだ茶豆
みたらし団子
鍋焼きうどん
手塩屋のお煎餅
キンキの煮つけ
ソイの刺身
さとし君にごちそうになった鰻重
ピンクの〆サバ
スキー場の味噌ラーメン
白子ポン酢(紅葉おろし添え)




あぁ 食べたいなぁ

2011年5月21日土曜日

手作りじゃなかった

昨日今日と先生たちが生徒に売りさばいていた菓子類は
お店で買ってきたものだった・・・

これってありですか?

2011年5月20日金曜日

第1回勉強会

実は1週間前に予定していた、私が「子牛(講師)」の勉強会
私の上書きミス事件に始まり
校長先生不在による延期
毎日「明日ね」と言われながら
ついに今日実施することができました

第1回目のテーマは「個別の指導計画」
今や日本ではほぼ全ての養護学校で作成されていると思います
日本語で説明するのはそれほど難しくありませんが
スペイン語になるとね・・・苦労しましたよぉ
ステー先のJennyにたくさん協力してもらって
なんとかパワーポイントの原稿と計画書の1例を作りました

ノートを見ながらのたどたどしい説明に
先生方には さぞかしもどかしい思いをさせたことでしょう
それでも子どもが独り歩きする様子を見るような先生方の目線は柔らかで
最初の緊張も話が進むにしたがって
段々と和らいでいくのを感じました

個別の指導計画を作る目的や作成時期
作成にあたっての保護者や教師同志の連携の仕方など
一通りの概要は伝わったように感じます

先生方の反応はそれなりによく
項目の言葉をより適切な物に変えて
是非作ってみようという雰囲気でした

そう、雰囲気でした

時期が近付いたら様式の修正や保管の仕方など
校長先生とさらに話を詰める必要があります


何はともあれ
子牛デビューをまぁまぁ無事に果たし
すがすがしさを感じる今であります

2011年5月19日木曜日

内緒話

私の任地の多くの学校では7月から年度末休業となります
要するに登校日、勤務日は6月まで
今時期が年度末にあたるのです

そしてこの時期になると出てくる話題は
慰安旅行どこ行く~?ってやつ

って、日本での年度末にそんな浮かれた話をしている先生は
未だかつて一度も見たことがありませんが・・・
力を入れる場所
やっぱり日本人とは違いますね
ある意味うらやましさを感じます


先生方は授業時間を削って話し合いをします
慰安旅行どこ行く~?って

そこで先生方は慰安旅行に向けて
小銭を稼ごうとしています

その方法はというと
おやつとかスナック系の食べ物を家で作って
学校で子どもたちに売りさばくのです

昨日はゼリーを売っていたなぁ
今日はチョチョス(マメ)を売っていたっけ
明日はアイスとクッキーって言ってたなぁ

ちなみに先生方のこういった行為は
禁止されています

「かおりも家の人や校長先生に内緒でケーキを作って売りなさいよ」
と言われたので「嘘はつけないなぁ」って言ったら
「健康的な嘘はいいのよ!」って

ついでに昨日、今日の売り上げを聞いたら各日3,4ドル程度
「来週は今日の倍を作って売りまくるわ!」
。。。と、至って無邪気な先生たちであります


内緒って言われたのにブログに書いちゃいました
これを読んだ方々
くれぐれも内緒ですよ!


ほんと働かないけど
憎めない先生たちです

2011年5月17日火曜日

「日本では考えられない」

同じ隊員仲間と話をしている時
これまで私はこのフレーズを何度言っただろうかと
こころの中で何度こうつぶやいてきただろうかと
ふとそう思った

そして何度もそう感じてきた自分を少し情けなく感じた


もちろん現実に違いはたくさんある
しかしこの言葉には少なからず
日本を肯定し、この国を否定している感情が含まれているのだ


現地の人たちと同じ目線に立って活動する・・・
言葉で言うほど簡単ではなかったことにあらためて気がつく


現場は批評家を求めてはいない
力が足りなかったら力を合わせればいい
知恵が足りなかったら知恵を出し合えばいい
それが私たちの役割なんだと思う

2011年5月16日月曜日

何だか自信のない自分へ

私の敵は私だ
私を打ちのめすのは私だ
怪物を作り出すのは私だ
私の自信を引き裂くのは私だ





先日こんな言葉を見つけた
自己不信は全ての人間が持っている
世界中から凄いと思われている人たちだって


それを打ち負かす力も 
それに打ち負かされる弱さも
全ては自分の中にあるのだ


前に進めるかどうかは
自己不信とどう向き合うかによって決まってくるんだと思う






誰もが大なり小なり持っている「恐れ」


「恐れ」に背を向けて逃げていては
それは大きくなるばかり
恐れを和らげる手段は
正面から対峙し その本質をとことん探ること
そして挑むこと




できないと決めつける前に行動してみよう


案外自分、いけるかもよっ

2011年5月15日日曜日

いくつになっても

エクアドルではいくつになっても誕生会をします

今夜はJennyの妹(33歳)のお誕生会でした
既に13歳と7歳になる娘がいるので
てっきり40近いと思ってた・・・
私と同い年だったとは

右で顔をあげている女性が
今回の主役
食後お決まりの「ハッピーバースデー♪」
スペイン語では「Cumpleaños Feliz♪」
正直に言ってください
私と同い年に見えますか?

2011年5月14日土曜日

なおさら乾燥納豆が食べたくなった

もう2カ月も前の話になるのかぁ
キトのバスで
ウエストポーチを刃物で切り裂かれる盗難にあったのは

電子辞書もデジカメも携帯電話も
根こそぎ持っていかれたあの日から
西和&和西の二冊を背負う毎日
小学生のころのランドセルの重さを思い出しながら通勤しました


そして今日!
ついに念願の新しい電子辞書とデジカメが手元に届きました

お願いして日本から送ってもらいました


ただ。。。ただ。。。。。


関税が高かったたたたたぁ
なんと373ドル
痛たたたたたぁ


これまでだと内容欄に「日用品」と書けば
中身を開けられることはほとんどなかったようですが
今日の調整員の話によると
どうやら最近そのチェックが厳しくなり
かなりの確率で(全て!?)開けられるということでした


今後エクアドルへ物を送る方はくれぐれもお気を付けください

これじゃぁ「乾燥納豆」はもうお願いできないなぁ

2011年5月11日水曜日

我が家の住人

夜になるとシンク下からそろそろと台所に姿を現す一家がいます
夜明け前には住処に戻りますが
足跡がしっかり残っているので
その存在にはずいぶん前から気が付いていました

深夜緩んだ蛇口を締めに台所へ行くと・・・ばったり
中指サイズから錠剤カプセルサイズまで
13匹の大家族でした
コップの中にはお父さん
おやおや、お鍋のお風呂に入るのかい
子どもを迎えに行くお母さん

2011年5月9日月曜日

Día de la Madore

5月の第2日曜日は「母の日」
ここエクアドルでも同様
今日はお母さんに愛を伝え、いたわり、感謝する日です


学校では「子どもたちはできないから・・・」といって
いつものごとく先生たちが生徒のお母さんへプレゼントを作り
帰りに子どもたちに持たせていました
本当はできることいっぱいあるんですよ
いっぱい


ごめんなさいお母さん
私、今年は何にも準備していません
これまでも毎年必ず準備していたかというとそうでもないしね・・・

もともと「特別な日に特別なことをする」ってことにあまりこだわらないほうで
プレゼントしたいものがあった時にプレゼントして
感謝の言葉を言いたい時に言う
いままでもそんな私だったと思います

本当はこうやって離れているからこそ
形や言葉で気持ちを伝えることが大切なのかもしれませんね

気持ちの中ではいっぱい思ってます
親孝行したいなって

健康と前向きさだけが取り柄の娘です
これからも特別な親孝行はできないと思うけど
平凡な幸せを一緒に感じられたらいいね


「母」という字
シンプルだけどどうしてもうまく書けないのは
それだけ偉大だってことかなぁ

ね!chonちゃん!

大好きな写真です


2011年5月7日土曜日

創立25周年

この国では結婚や創立などの25周年と50周年は
大きな節目として特に大きくお祝いします

我配属先は今年創立25周年にあたり
4月中旬、本校でも一週間の記念セレモニーが行われました

ハイライト

1日目:市街を仮装行列、パーティー
低学年の仮装「白雪姫」
難聴学級の仮装
中学、高校生のダンス
2日目:販売会

3日目:運動会(雨のため中止)→急きょ「教員カラオケ&ダンス大会」


4日目:運動会




5日目:記念式典


当日の朝スピーチの原稿を作ったり
二日目の会場でセレモニーの日程を配布したり

予想のつかない展開に私も毎日楽しく参加し
ラテンの気質を再確認する機会となりました


2011年5月5日木曜日

セマナ・サンタとファネスカ(4月23日)

国民の80%がクリスチャンであるエクアドルでは
キリスト教にまつわる行事がたくさんあります

毎年4月下旬にある「セマナ・サンタ」もその一つ
それはイエス・キリストの復活を祝う聖週間です
この期間、キリスト教徒は赤身の肉を食べることを禁じられ
その代わりとして食べられたのが魚と穀物のスープ「ファネスカ」
今もなお多くの家庭でセマナ・サンタの伝統料理として食べられているそうです

時期になるとスーパーには干しダラコーナーが登場し
その強烈な匂いに つい振り返ってしまうほどです
魚を含め豆やトウモロコシ、カボチャなどの
12種類の食材を入れるのがファネスカの特徴です

家庭やレストランによって味が異なるそうで
「苦手」という声も何度か聞きましたが
私はすっかり気に入りました
だって私の好きな物ばかり入っているんですもん!



来年の今頃はもう日本にいるので
今年が最初で最後のファネスカでした
また食べた~い!

Día del Maestro

4月13日
エクアドルでは「先生の日」とされています
学級や保護者によっては先生へ贈り物をしたり
お食事会に招待したり
そんな日だそうです

それに合わせて今日は
現在入っている学級の保護者達が
ケーキやお花、プレゼントを持ってクラスを訪れました

なんと全く期待していなかった私にまで
素敵なプレゼントを準備してくれており三感(感謝、感激、感動)
本当に嬉しかったです
お母さん方からのプレゼント
子供たちからは薔薇の花
みんなで会食
民芸品の一つ
オタバロの手編みジャンバーをいただきました
素敵なデザインでとっても気に入っています☆
また今日は
JICAスタッフである担当調整員の櫻井さんが
活動の様子を見に配属先に来てくれました


これまで取り組んできたこと
現在感じていること
これから取り組みたいことなど
まだまだ話し足りないと思うほど、伝えたいことがたくさんありました


そんな自分にふと気がつき
自分が頭で考えていたよりも前向きな思いが
自分自身の中にあることにふと気がつき
「よし!これからもがんばろっ」と
何だかはつらつとした気持ちになりました

私たちJOCV(青年海外協力隊)の活動は
「草の根活動」とも呼ばれています
いつの日か大地に芽を出す時を夢見て
じっくりと土の下で根を張り広げる
地味ですがとても大切な役割を担っています

あと一年、限られた時間ですが
焦らずじっくり根を広げられたらと思っています

4月7日の空

22-1次隊、同期のytr君から

一年前の今日出会った僕たち
あれからちょうど一年
4月7日の空をみんなで見上げよう

そんな素敵な企画が届きました

喜びと悲しみ
色んなことがあったこの一年
世界中に散らばった仲間たちが
それぞれの思いを胸に一つの空を見上げる
4月7日の空を写真に収め
思いや近況報告を添えて世界に送信

各国から送られてくる写真と言葉
散らばった仲間が今でもつながっていることを感じる


週に一度お茶をしなくたっていい
月に一度電話をしなくたっていい
ふとした瞬間つながっていることを感じられる
その存在を感じられるだけで励まされる
仲間とはこういう存在なのかもしれない


「めぐり会い」
必然なのか偶然なのかは分からないけど
誰かに何かに感謝せずにはいられない

素敵な仲間たちとの出会いに
心からありがとう

果物屋さん(4月7日)

「大きなかぶ」に続いて、お次は「果物屋さんごっこ」
今度は単元計画を担任の先生と一緒に作って

まずは果物作りから
制作場面での全体目標はこの2つ
・果物の名前や色の名前を覚える
・身近な材料を使って物を作る楽しさを味わう





りんご
ぶどう
れもん
ばなな
どんなもんだい!

りんご、バナナ、れもん(ここでは一般的に緑)、ぶどう
最後の方は飽きてボンドで遊ぶ子もいましたが
子どもたちなりに楽しく取り組めていたのではと

さて、明日はお店屋さんごっこの練習だー

今日嬉しかったこと(4月6日)

月曜日と木曜日の週2回
一緒に勉強したり遊んだりしているマテオ君
少しずつ変化が見られるようになってきたなぁと思う今日この頃

具体的には

◇前半30分ほど取り組んでい課題学習(玉落とし、ピン抜き、果物パズル等)
・課題学習の写真を見せると自ら学習場所に行くようになった
・指先の操作が上達した
・終わった課題を「おしまいBOX」にしまうことができるようになった
・「Uva(ぶどう)」をはっきりと発音できるようになった
・課題終了後の「かかわり遊び」を期待して(目標をもって)、課題に取り組めるようになった

◇後半の遊びタイム
・一人遊びから、私とのかかわり遊ぶことを要求するようになった
・動きに合わせて私が言った「あ、あ、あー」「うば、うば、うば」など簡単な発音を真似しながら、したい遊びの種類を具体的に伝えるようになった
・「1,2,3」や「お願い」といった単語をなんとなく近い発音で真似するようになった
・指さしたものを理解し、私に手渡すことができるようになった


「あだあだあだ」など言葉にならない言葉でも
何かを伝えようとする場面が増え
人と関わろうとする気持ちが育ったことを何よりも嬉しく感じていました

そんな折
この週末に行った家族旅行で
とってもおりこうさんにみんなと行動を共にすることができたこと
お母さんとお父さんが「家族みんなが喜んでいる」と私に話してくれました
笑いながら、だから私にエクアドルに残ってほしいとも
マテオ君が家族旅行で見せた成長は
私との時間が影響しているものかしていないものかは誰もわかりません
ただ、マテオ君の成長をそっと後押しできたらなぁと思っている自分にとって
その話は正直とても嬉しかった

子どもの楽しそうな笑顔
家族の喜ぶ声
自分はこういうものに支えられて
明日も頑張ろうと思えるのです

momoの空のもと

先日、JICA事務局から情報発信再開の許可が届きました
多少内容には配慮しながら
またこちらでの様子を皆さんにお伝えしていきたいと思います

私の存在と行動がmomoの空を通して
どこかの誰かのもとに
前向きなエネルギーとして届いたら・・・

それはとても幸せなことです