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2011年8月31日水曜日

一歩

新しい教育計画を検討する先生達
話し合いは真剣そのもの
その内容も共感できるもので
聞いていると嬉しくなってきます

日本の養護学校で教育課程の中心となっている「教科・領域を合わせた指導」
いわゆる「生活単元学習」や「作業学習」「遊びの指導」「日常生活の指導」といった内容が
ここエクアドルでも、今試されようとしています

comision tecnicaのメンバー
日本でいう教務委員会といったところです

2011年8月29日月曜日

OTAVALO

オタバロに同い年の友達ができました
その名はルーシーちゃん
日本に2年間住んでいたことがあり
日本語がとっても上手
お兄さんも日本で音楽活動していたことがあるという
日本を愛してくれる素敵な一家です

ルーシーちゃんが住むオタバロは
以前ブログでも紹介したことがありますが
音楽や絵画、民芸品があふれている「芸術の町」
男性は長い髪を後ろで三編みし
白いシャツとズボンに黒い帽子にポンチョ
女性はこんな感じ↓

 か〇りちゃん、ルーシーちゃん、も〇ちゃん、あ〇こちゃん
ん~みんな素敵でしょ♪
 今もなお民族衣装を身にまたった人々が多く生活し
伝統と誇りを感じる魅力的な町です

2011年8月26日金曜日

これからです

新年度になり、学校のコーディネーターが変わり
と同時に、私のCP(カウンターパート)が変わりました
新しいCPはステー先のお父さんのお姉さん
名前はヘルマニア(通称ヘルミー)
難聴学級の担任をしている先生です
私にとっては親戚でもあり、最も信頼をおく先生
昨年度は難聴学級にかかわることはほとんどなかったので
ヘルミーと一緒に仕事をすることはありませんでした

今週月曜日に講習会を開いて日本の時間割を紹介したところ
昨年までの本校の時間割に比べ
より生徒たちの実態に合っていると評価してくれ
それらを参考に今年度の時間割を組むことになりました

そして今日
たまたま夕方ヘルミーの家に寄ったところ
他3人の先生も集まって
新しい教育プランを検討していたのです
「いいところに来てくれた」と
これまでの話し合いの経過を聞き
さらに今年度の私の動き方を提案されました

それはとっても前向きで
学校を良くするため
新しいことに挑戦しようとする思いが伝わるものでした

先生方が私を労力としてだけでなく
私の知識や経験を必要としていくれたこと
私が伝えたいと思っていたことを
先生方から聞きたいと言ってくれたこと・・・
先生方が自ら努力しようとしている今
その思いに精一杯応えたい


活動2年目を迎えた今
ようやく何かが動き始めた
そんな今週でした




2011年8月24日水曜日

煙草をすう男

※この投稿は6月に書いて下書き保存していたものです

先日読んだエッセイ集の中で心にとまった
河合隼雄さんが書いた「煙草をすう男」

そこには次のようなことが書いてありました

心理療法のひとつである箱庭療法は、
治療を受けに来た人に箱庭を作ってもらうのだが
その作品の中にその人の想像力が発揮されてくると、
それによって自己治癒の力が活性化され、
自らの力で治っていくのである。

中略

アメリカ・インディアンのジョシュア族には二人の創造主がいる。
一人は色々と努力を重ねて人間や動物を作ろうとするがいずれも失敗。
名無しのもう一人は三日間煙草を吸い続けていると、
そのうちに家が出現し、美女が現れ、そこから先住民全ての種族が生じた。


この神話の眼目は、真の創造というものは、
外見的によくわかるような努力からではなく、
むしろ、徹底した無為から生まれる、ということである。

中略

煙草をやめることに熱心になり過ぎて、
「煙草をすう態度」まで失くしてしまうと
それは人間のたましいには悪いのではないだろうか。


正しことをしようとやっきになって努力しすぎると
大切なものが失われてしまう。


日本の子どもたちも、親や教師から正しいことを押しつけられ過ぎて
創造性を失っているのではないだろうかと。


この話を読んだときに
私はエクアドルで「正しいことを教えようとやっきになってはいないか」と
エクアドルで緩やかに流れる時間や空間、彼らの価値観を
傍らでだまって見守ることができずにいた自分にハッとしました

創造性から生まれる自己治癒力によって問題が解決されていく

来年度は、エクアドルの先生方をもっと信じて
みんなの創造力を発揮させられるような活動をしたいなぁ

第2回講習会

昨日、配属先の先生方を対象に
新年度に向けた講習会を開きました
内容は日本の養護学校の教育課程と
教室環境の整備、保護者との連携の取り方
最後に私から先生方への「淡い願い」でした

途中、何度か質問を受けたり
先生同士意見を言い合ったり
最後には「面白い講習内容だった」と言ってくれたりもしましたが・・・


学生の頃
先生の話を一生懸命メモしている生徒達に
「メモしなくても心に残ったことが、実際に行動に移ること」
と言っていた先生の言葉を思い出しながら
先生方の心に残る何かを提案でたら嬉しいなぁ  と






2011年8月22日月曜日

中間報告会

JICAで派遣されたボランティア隊員には
基本2年間の活動の中盤に
「中間報告会」と言う機会が与えられます

これは読んで字の如く
約1年間の活動報告が主な内容となりますが
同時に、後半に向けた活動計画も盛り込まれます
その中間報告会が19日の金曜日
キトのホテルで開かれました

今回の対象発表者は
私たち22年度1次隊と22年度2次隊
シニアボランティアの方々を含め9名の発表者でした

国によってその方法は違い
ボランティア隊員間の日本語での報告会もあれば
任地での関係者だけの報告会もあるようです

さて、エクアドル支所はというと
配属先のCP(カウンターパート)や聴講希望者(隊員)を一堂に招き
対象隊次のボランティアが全員
現地語(スペイン語)で活動報告をするという形をとっています
今回は各配属先の同僚、JICA関係者、大使と約50人ほどの前で
それぞれの活動について報告しました

私のことを少し書くと

発表順がエースK君に続く2番手で
K君の非の打ちどころのない完璧な発表に怖じ気づき
練習したスペイン語をかみまくるわ
原稿なしでは出てこないあり様・・・
情けなぁい気分で ち~ん
でも発表内容は
今の自分が持っているもの(やってきたこと)を精一杯出せたので
後悔は全くしてません
ただスペイン語がねぇ×××


仲間の活動報告を聞き
それぞれの日々の努力を垣間見れたこと
調整員の方々から
「いい発表だった
 これからもがんばれ!」と言ってもらえたこと
明日からの励みをたくさんもらい
多くの支えに改めて感謝する機会ともなりました


報告会が終わった夜は隊員連絡所で
それぞれが作った料理を並べ御苦労さん会をやりました

ポテトサラダ
酢の物
野菜炒め
ピーマンの肉詰め
から揚げ
とうきび
炊き込みご飯
茶碗蒸し
サラダ
ピザトースト
明石焼き
etc...
と胃も心も満足する夜でした


帰国まであと211日
明日からまた踏ん張るぞ!

2011年8月15日月曜日

希望を持って

人間が生きていくうえで最も大切なものは何か。
そう問われたら、あなたはなんと応えるでしょうか。
私なら、希望と答えます。
希望さえあれば、どんなにつらい状況にあっても
なんとか歩き続けていける。
苦しくても、貧しくても、孤独でも
病に冒されても、そう簡単にくじけはしない。

希望とは単に〈ねがい望むこと〉というより、
未来を見すえながら歩いていく過程で
ふっと心にともるもの
そんな気がするのです。



『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦)より


エクドルでは年に一度の長期休暇

こちらの人たちに倣って休む時は休む!
旅に読書に遅寝遅起きと存分に満喫した休みでした

いよいよ明日から始動です
とはいっても入学手続きが始まるだけで
実際に子どもたちが登校するのは9月から
まずは軽くエンジンをかけローギアから
9月からは徐々に加速していこうと思っています
とはいっても私、頑張って3速までですが・・・

33歳
希望を持って新年度頑張るぞー

2011年8月14日日曜日

土曜日の昼下がり

我が家に羊がやってきた
草を食む

塀を登る
悪さをたくらむ

犬を捕らえる
人間を捕らえる

犬と和解する

人間と和解する

仲間を呼ぶ
そして帰っていきました

とさ。

2011年8月13日土曜日

ふぅひぃ?

いつも写真の現像をお願いしていた行きつけのKodakが移転し
近場で別の写真屋を探していました
とある写真屋に入り現像ができるか尋ねると
「うちでは選択現像してないのよぉ。
 銀行の通りを行った所に”ふぅひぃ”があるからそこに行くといいわ」
と店番のお姉さんに言われました

一人「ふぅひぃ、ふぅひぃ・・・」と呟きながら写真屋を探していると
まさしく教えてもらった場所に写真屋を見つけました
写真を指定した後、注文用の封筒を取り出すお姉さん
その瞬間私の目に飛び込んできた文字は、そう!

Fuji」!!!!!!!!!

そうだった・・・スペイン語
Jはハ行だったんだ・・・

と、写真屋のカウンターでガッテンした私でした


ちなみにスペイン語、
・Jはハ行
・Hは発音しない
・Rは巻き舌で「エル」

なので↓↓↓

「Hotel」は「オテル」
「HONDA」は「オンダ」
「Harry Potter」は「アリ―ポッテル」←何かかわいい♪
「Jamaica」は「ハマイカ」←浜烏賊?

と少し面白くなるわけです

2011年8月12日金曜日

正しい峠の越え方

左カーブはこう


そして右カーブはこう



以上

エクアドル安全運転普及委員会より

〇〇時

物事には外せないタイミングというものがあります

揚げ物は「あげ時」
穀物は「刈り入れ時」
干した洗濯ものは「取り入れ時」
株は「買い時」
商売は「書き入れ時」

そして食べ物には
それらを最もおいしく食べられる「食べ時」があるのです

私は油断していました・・・
干物にも「食べ時」があったのです

私、クローゼットの中に食糧庫を作って
日本から持ってきた食べ物を大事にしまっています
そこにはお父さんからもらった、大事な大事なホタテの貝柱も
せこく「月に一個のペースで大事に食べよっ♪」って思ってました
昨夜久々の贅沢を楽しもうと、ニヤニヤしながらひとつ口に入れ
噛めば噛むほどおいしいのよね~♪って噛んでいると~

タ、タ、タンス臭っ

ジップロック2重の厳戒態勢で匂いを封じ込めていたにもかかわらず
干物自身が持つ吸収力には負けました・・・
外からの匂いを完全に防ぐことはできなかったのです

相当ショックでした
タンスの匂いは思い込みではないかとしつこく噛んでみましたが
噛めば噛むほどタンスの味がするのです



今日の教訓
「おいしいものはさっさと食べるべし」

以上





2011年8月10日水曜日

古代の暮らしに思いを馳せて

古代遺跡が多く集まるメキシコ
今回の旅では二つの遺跡を巡りました

一つ目はユカタン半島にある「チェチェンイッツァ―遺跡」
・世界七不思議のひとつとしても知られ
いつだったか「ザ・世界不思議発見」でも特集されていますよね

さて、何が不思議なのかと言うと
ご存知の方も多いと思いますが
春分の日と秋分の日
太陽が沈む時に現れる「大蛇」です

ククルカンのピラミッド
でも、大蛇が現れるのは別の面・・・

日本人ガイドの小林さん
ガイドのプロでした

蛇が現れるククルカンのピラミッドについて
頼れるW ウィっキーさんが説明していたものを
興味がある方は読んでください↓


マヤの最高神ククルカン(羽毛のあるヘビの姿の神。ケツァルコアトルのマヤ語名)を祀るピラミッド。基底55.3m四方、高さ24m(頂上の神殿部分は6m)。通称の「カスティーヨ」はスペイン語で城塞の意。「ククルカンのピラミッド」、「ククルカンの神殿」とも呼ばれる。

大きな9段の階層からなり、4面に各91段の急な階段が配されていて、最上段には真四角な神殿がある。ピラミッドの階段は、4面の91段を合計すると364段で、最上段の神殿の1段を足すと、丁度365段である。また1面の階層9段は階段で分断されているので合計18段となり、これらはマヤ暦の1年(18ヶ月365日)を表す。このことから「暦のピラミッド」とも呼ばれる。北面の階段の最下段にククルカンの頭部の彫刻があり、春分の日・秋分の日に太陽が沈む時、ピラミッドは真西から照らされ階段の西側にククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れ、ククルカンの降臨と呼ばれている。


こうして世界にその名を知られるようになってからというもの
春分の日と秋分の日には
吐きそうなほどの人だかりがピラミッドの下にできるそうです




聖なる泉「セノ―テ」
右の飛び込み台から神に身をささげた
水底からは200体以上の死体が発見されたとか




2011年8月8日月曜日

8月8日

今日は「笑いの日」だそうです

なぜかわかりますか?

はぁ~っはっはっは~
どうぞ笑ってください




そして今日の誕生花は「ツツジ」
第二田名部小学校まきのこ学級の窓から見える
あふれ咲くツツジの花を思い出しました

2011年8月7日日曜日

続(ぞく)です

もしかしてもしかすると・・・ 
300投稿目、過ぎちゃった?

ま、いっか

それでは気を取り直して

えぇ皆さまお待たせしました
続・エクドルの果物シリーズ 
第5弾です!(←5で当ってますか?)

今回の果物はこれだぁーーーーーーーー!

「まぃ」(そ、にアクセントを付けてね)
もう一度言ってみよう
せ~の



はい、と言うことで今回は
エクアドル生活2年目の私も今までその存在すら知らなかった
い です

なんだかかわいい
実は、、初めて出会ったのはメキシコでした
振り返ると、もっとかわいい
まさかエクアドルにもいたなんて
夢にも思いませんでした
いや、さすが夢には出てきませんでした
ごめん。。。真っ二つ

さらにアップ

さて、お味はと言うと
これがとっても甘いんです
酸味のかけらもありません
例えて言うなら・・・・
「干し柿になりかけた柿」
といったところでしょうか

いっそうのこと干し柿になってくれた方が
もしくわ、最初から干し柿を目指さないでいてくれた方が
よかったかも^^;って味でした

それでもなんだか憎めない
おひとつ50セントのちゃんでした

2011年8月6日土曜日

おもちゃの街

首都メキシコシティーからバスで5時間のところに
その街はありました  

グアナファト(Guanajuato)

メキシコで一番美しいと言われるコロニアル都市で
町全体が世界遺産に指定されている
18世紀に世界の銀の約1/3を産出し
銀の富が町の開発に使われ
美しい町並みを作り出した

という街

小道の風景

タクシーの車窓から
ピピラの丘から街を見下ろすと
黄色いとうきびが
涙が出るほどおいしかったぁ

青と白の世界

メキシコ、カリブ海
こんな色の海を見たのは生まれて初めてでした
それだけでメキシコに行ってよかったって

地球の美しさに感動しました

青い空と青い海
白い砂浜が広がっていました

2011年8月3日水曜日

昔ながらの暮らしを送るGuamoteの人々

隊員間では田舎の代名詞になりつつある「Guamote(ぐあもて)」
毎週木曜日に開催される動物市(家畜市)以外の日は
開いている店も村を歩く人もいないと言う

私たちが訪れたのは土曜日
よって村全体が静まりかえっていた

ベルギーのボランティアが10年以上前から行っているプロジェクトの
一環として立てられた宿泊施設に泊まることに
第一の目的はその宿で行っている乗馬ツアー
午後からの出発に加えガイドの助っ人が行方知れず
27歳のガイドさん一人で私たちド素人4人を案内
おかげで2時間の予定のツアーが4時間かかり
月明かりと星空に照らされた帰り道
貴重な経験、最高の思い出となりました
農耕、移動、観光・・・
地元の人にとって馬は生活に欠かせない相棒
稼ぎ頭といっても過言ではないでしょう
今回の我らのパートナー
続々登場
はじめのうちは太陽が顔を見せ
こんな景色を見ながらのんびり歩いていましたが
間もなく雨になり激寒
そんな中、ガイドのエバちゃんがホットケーキを作ってくれました
たくましくて素敵な女性でした
土地の人々は今でも土と藁でできた家に住んでいます
かなり雨に打たれて撃沈した一行
こうして夜は更けっていったのでした
この宿はベルギーのボランティア団体が建てたもので
現在は現地の従業員を含め11人で運営しているとのこと
宿泊代やツアー代から稼いだ収入で
村に放課後スクールのような学校も運営
村の活性化と子ども達の未来に向けた取り組みをしていました

今回ツアーのガイドから宿の食事の準備までしてくれたエバちゃんは
数週間前に来たばかりの何代目かのボランティア
しかし村の人々とエバちゃんとのやり取りの様子には既に信頼関係が見えました
そんな様子からも、何代にもわたるベルギーからのボランティア達が
この小さな村で紡いできた現地の人たちとの友情を感じました



スピード狂の私が狂った一日

エクアドル最高峰チンボラソの麓から
6310メートルのチンボラソ
車の故障でスタートはあえなく麓から・・・
ツアーのメンバーはこちら
さて私はどーこだ?
シエラらしい景色を横目に
 激走!!!!!!!!!!
爽快!!!!!!!!
チンボラソを背景に草を食むビク-ニャ
こんな景色を見ながらGに任せて一気に下りました

日本に帰るまでにもう一度行きたいスポット!ナンバーワンに選ばれました
2011.7.8 リオバンバ チンボラソにて


夏の思いで

と、タイトル付といてなんですが
エクドルは今夏じゃななかった
むしろ冬だわ

さてエクドル国内旅行に始まり
2週間のメキシコ旅行
再びエクアドル国内旅行で幕を閉じた
約1カ月の放浪生活

つくづく感じたことは「旅は出会い」であるということ
あれ、、前にも言ったかなぁこのセリフ

人々との出会い
風景との出会い
歴史との出会い
自分との出会い

日常とは違った様々な角度から刺激を受けた1カ月でした

まだ十分に消化しきれていない部分もありますが
課題を残す旅もまた味な物ではないでしょうか



旅の写真
少しずつアップしたいと思っています
興味のある方はどうぞご覧ください